2015年09月27日
UDトーク Windowsノートパソコンをルーター代わりに利用する方法
栗田です。
愛知県豊川市の要約筆記サークル「耳サポ とよかわ」ではUDトークの学習会を2015年6月14日に手話サークル「やじろべい」と共同開催で行いました。
そのときの様子はこちらから→UDトーク勉強会 要約筆記サークルと手話サークルやじろべいの合同開催
開発者の青木さんを招き、大盛況のなか学びました。
それから3ヶ月ほど経ち、この間、バス旅行での運用を模索したり、会の例会で使用したりして、通信ができなかったり、不具合を見つけたりと課題がわかってきました。
UDトークを聴覚障害者の耳代わりとして活用するにはパソコンでの誤字編集が欠かせません。
そのためにはスマートフォンとパソコンの連携が必要でネットワークの知識もある程度知る必要があります。
1台のWindowsパソコンと1台のスマホの計2台での運用が最小限の構成になりますが、現在のUDトークではテザリング環境でネットワークを組むと不具合があり、この場合パソコンに文字が送られません。
また、公衆無線LANやポケットルーターのインターネット環境を利用しUDトークをしたくても、ネットワーク設定で共有がうまくいかず、使えない場合もあります。
こんな悩みを解消し、ノートパソコンの設定を覚えてしまえばあとは簡単にUDトーク環境を設定できる方法をお伝えします。
公衆無線LAN(FREESPOT)やテザリングのインターネット環境をローカルエリアネットワーク環境に変換しUDトークが使えるようにするまでを解説します。
まず、機器構成の前提ですが、UDトークがインストールされたノートパソコンとiPadやiPhoneアンドロイドなどいずれか1台の計2台必要です。
iPadはWI-FIモデルでもかまいません。
またインターネット環境として、無線LAN(公衆無線LANも可)またはモバイルルーター、スマホのテザリングが必要になります。
(テザリングするスマホは上記の機器とは別に必要です)
順に設定方法をご紹介します。
次のページへ
愛知県豊川市の要約筆記サークル「耳サポ とよかわ」ではUDトークの学習会を2015年6月14日に手話サークル「やじろべい」と共同開催で行いました。
そのときの様子はこちらから→UDトーク勉強会 要約筆記サークルと手話サークルやじろべいの合同開催
開発者の青木さんを招き、大盛況のなか学びました。
それから3ヶ月ほど経ち、この間、バス旅行での運用を模索したり、会の例会で使用したりして、通信ができなかったり、不具合を見つけたりと課題がわかってきました。
UDトークを聴覚障害者の耳代わりとして活用するにはパソコンでの誤字編集が欠かせません。
そのためにはスマートフォンとパソコンの連携が必要でネットワークの知識もある程度知る必要があります。
1台のWindowsパソコンと1台のスマホの計2台での運用が最小限の構成になりますが、現在のUDトークではテザリング環境でネットワークを組むと不具合があり、この場合パソコンに文字が送られません。
また、公衆無線LANやポケットルーターのインターネット環境を利用しUDトークをしたくても、ネットワーク設定で共有がうまくいかず、使えない場合もあります。
こんな悩みを解消し、ノートパソコンの設定を覚えてしまえばあとは簡単にUDトーク環境を設定できる方法をお伝えします。
公衆無線LAN(FREESPOT)やテザリングのインターネット環境をローカルエリアネットワーク環境に変換しUDトークが使えるようにするまでを解説します。
まず、機器構成の前提ですが、UDトークがインストールされたノートパソコンとiPadやiPhoneアンドロイドなどいずれか1台の計2台必要です。
iPadはWI-FIモデルでもかまいません。
またインターネット環境として、無線LAN(公衆無線LANも可)またはモバイルルーター、スマホのテザリングが必要になります。
(テザリングするスマホは上記の機器とは別に必要です)
順に設定方法をご紹介します。
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2015年09月27日
UDトーク Windowsノートパソコンをルーター代わりに利用する方法2
では具体的にノートパソコンでなにをするかというと
Windowsパソコンを無線ルーター化するということです。
詳しくはこちらの記事を参考にしていただくとよいです
無料ソフト「Virtual Router」をサイトに行きダウンロードします。ここをクリックすると直接ダウンロードできます。

ダウンロードしたらインストールします。

ここで設定するSSIDは、この後つながるスマホや他のノートパソコンに設定してもらう値になります。
会のメンバーが入力しやすいものにしましょう。
パスワードは8文字以上入れないと使えない仕様になっています。
かならず入れましょう。
スタートボタンを押して、他の端末がつながると下の欄に表示されます。
このルーター化するパソコンで事前に公衆無線LANやモバイルルーター、テザリングでインターネットには接続します。
そうすると、コントロールパネルのネットワーク内で以下のような設定になります。

これで完成ではありません。
このままUDトークを起動してもインターネットに接続されている無線LANを優先し他のスマホとのネットワーク接続ができません。
ですので、接続順位を変える作業をする必要があります。
続きはこちら
Windowsパソコンを無線ルーター化するということです。
詳しくはこちらの記事を参考にしていただくとよいです
無料ソフト「Virtual Router」をサイトに行きダウンロードします。ここをクリックすると直接ダウンロードできます。

ダウンロードしたらインストールします。

ここで設定するSSIDは、この後つながるスマホや他のノートパソコンに設定してもらう値になります。
会のメンバーが入力しやすいものにしましょう。
パスワードは8文字以上入れないと使えない仕様になっています。
かならず入れましょう。
スタートボタンを押して、他の端末がつながると下の欄に表示されます。
このルーター化するパソコンで事前に公衆無線LANやモバイルルーター、テザリングでインターネットには接続します。
そうすると、コントロールパネルのネットワーク内で以下のような設定になります。

これで完成ではありません。
このままUDトークを起動してもインターネットに接続されている無線LANを優先し他のスマホとのネットワーク接続ができません。
ですので、接続順位を変える作業をする必要があります。
続きはこちら
2015年09月27日
UDトーク Windowsノートパソコンをルーター代わりに利用する方法3
続いて
ルーター化したノートパソコンでUDトークを使用するにはもう一手間作業が必要です。
それは、ネットワークが2系統あるので接続する優先順位を決める必要があります。
くわしくはこちらの記事を参考にしていますので見てください。
UDトークをこの環境で使用するには、インターネットに出て行く無線LANよりも、Virtual Routerの優先順位を上げる必要があります。
「コントロールパネル」から「ネットワークとインターネット」、「ネットワークと共有センター」に進みます。

丸印の部分をクリックし設定値をこちらはこの後設定するバーチャル側よりも大きい数値を設定し優先度を下げる設定をします。

画面の順に「ワイアレスネットワークの接続状況」の画面で「プロパティ」を選択し
「ワイアレスネットワーク接続のプロパティ」で「インターネットプロトコルバージョン4」を選択し「プロパティ」を選択します。

「インターネットプロトコルバージョン4」内の「詳細設定」をクリックし
「TCP/IP詳細設定」の「自動メトリック」のチェックを外し、数値を入れます。
数値に関する詳しい情報はこちらのサイトにゆだねるとしてここではインターネットに接続する側を「30」
バーチャル側を「10」などとし、設定するとうまくいきました。
(この数値は保障するのもではないです)
これをバーチャル側でも設定すればUDトークを起動し、他のスマホと連携させても文字が表示されます。
UDトークの解説は本家の青木さんのサイトにお任せします。
以上、フリースポットなど、公衆無線LAN環境のインターネットを借りて2段ルーター化し、ローカルエリアネットワークを擬似的にノートパソコンで構築しUDトークを活用する方法でした。
これに、有線LAN接続したり、さらにブリッジ接続で無線LANアクセスポイントを増やし、スマホやiPadなどの接続を増やすなど可能性は増えるかと思います。
何かの参考になれば幸いです。
ルーター化したノートパソコンでUDトークを使用するにはもう一手間作業が必要です。
それは、ネットワークが2系統あるので接続する優先順位を決める必要があります。
くわしくはこちらの記事を参考にしていますので見てください。
UDトークをこの環境で使用するには、インターネットに出て行く無線LANよりも、Virtual Routerの優先順位を上げる必要があります。
「コントロールパネル」から「ネットワークとインターネット」、「ネットワークと共有センター」に進みます。

丸印の部分をクリックし設定値をこちらはこの後設定するバーチャル側よりも大きい数値を設定し優先度を下げる設定をします。

画面の順に「ワイアレスネットワークの接続状況」の画面で「プロパティ」を選択し
「ワイアレスネットワーク接続のプロパティ」で「インターネットプロトコルバージョン4」を選択し「プロパティ」を選択します。

「インターネットプロトコルバージョン4」内の「詳細設定」をクリックし
「TCP/IP詳細設定」の「自動メトリック」のチェックを外し、数値を入れます。
数値に関する詳しい情報はこちらのサイトにゆだねるとしてここではインターネットに接続する側を「30」
バーチャル側を「10」などとし、設定するとうまくいきました。
(この数値は保障するのもではないです)
これをバーチャル側でも設定すればUDトークを起動し、他のスマホと連携させても文字が表示されます。
UDトークの解説は本家の青木さんのサイトにお任せします。
以上、フリースポットなど、公衆無線LAN環境のインターネットを借りて2段ルーター化し、ローカルエリアネットワークを擬似的にノートパソコンで構築しUDトークを活用する方法でした。
これに、有線LAN接続したり、さらにブリッジ接続で無線LANアクセスポイントを増やし、スマホやiPadなどの接続を増やすなど可能性は増えるかと思います。
何かの参考になれば幸いです。